新溶接プロセスBrightLine Scanでは、小さな接合部の隙間を堅牢かつ柔軟に溶接し、シーム幅を特別に調整し、シームスケーリングを調節することができます。進化したレーザ溶接では、厚板やアルミニウムなどで新しいアプリケーション分野を開拓したり、スパッターを減らすことも可能です。
一つのシステム、無数のメリット
ロボット、レーザ、加工光学ヘッド、保護キャビン及び位置決めユニット: TruLaser Weld 5000は、自動レーザ溶接向けのターンキーシステムです。一つのシステムで深く硬い継ぎ目や、きれいに角が取れた滑らかな継ぎ目をフレキシブルに溶接します。FusionLineにより、ギャップのある部品も接合できます。また、様々な部品のポジショナーを使って、多様な設備をニーズに合わせて正確に適合させることができます。
わずか一台の機械で熱伝導溶接、深溶け込み溶接又はFusionLineに対応
旋回式操作パネルや追加のステータスモニターなどの機能により、作業が簡単になります。
保護ガスガイド用の回転モジュールにより、非常に優れたパーツへのアクセスを実現
希望のローディングオプションに応じて、異なる部品ポジショナーが用意されています。
簡単なオフラインプログラミングシステムTruTops Weldを使用
センサシステムTeachLineは、継ぎ目の配置を確実に検知します。
安全な溶接
BrightLine Scanなら、コーナー、ギャップ、その他公差を安全に溶接できます。軟鋼製のこのサンプルパーツは、クランプの従来設計型カバーフードです。
高品質な溶接結果
BrightLine Scanの高周波数で、アルミニウム合金を扱う場合でも高品質の溶接結果を実現します。アルミニウム製のこのサンプルパーツは、コーナーが135°のバッテリートレイエレメントです。
フレキシブルな溶接
ステンレススチール製の水タンクは、様々な深溶け込み溶接の継ぎ目形状 (板厚1.5 mm及び3 mm) を示します。
迅速かつ安全
深溶け込み溶接プロセスにより、優れた強度を持つ細い継ぎ目を迅速に生成することができます。
殆ど目に見えない継ぎ目
ステンレススチール製のカウンタセグメントは、熱伝導溶接により、極めて美しい継ぎ目を生成します。
あらゆる一般的な材料に対応
端子箱の下部は軟鋼製、中央部はステンレススチール製、上部はアルミニウム製です。レーザではどのような材料でもフレキシブルに溶接することができます。
調和の取れた仕上がり
熱伝導溶接では部品の歪みは殆ど生じないため、きれいに角が取れた継ぎ目を生成することができます。
後処理はほぼ不要
レーザ溶接では、ステンレススチール製のガストロノミーコンテナを殆ど後処理なしで仕上げることができます。
耐性のあるレーザ溶接
新しいFusionLineは、最大1 mm幅のギャップを接合します。
TruLaser Weld 5000
|
|
---|---|
軸データ | |
タイプ | 高精度ロボット |
軸数 | 6 |
公称耐荷重 | 70 kg |
繰り返し精度 | +/- 0.05 mm |
レーザー固有のデータ | |
使用可能なレーザ | TruDisk 4001 / 6001 / 8001 | TruFiber 3001 / 4001 / 6001 |
回転傾斜ポジショナ | |
最大作業エリア | 2000 mm x 1000 mm x 1200 mm |
最大荷重 | 500 kg |
回転テーブル | |
最大作業エリア (⌀) | 2350 mm |
最大作業エリア (高さ) | 1150 mm |
最大荷重 (サイド当たり) | 250 kg |
回転軸付きロータリーテーブル | |
最大作業エリア(回転ドラム径) | 1200 mm |
最大作業エリア(長さ) | 2600 mm |
最大荷重 (サイド当たり) | 750 kg |
ターンオーバーポジショナー | |
最大作業エリア(回転ドラム径) | 2000 mm |
最大作業エリア(長さ) | 4000 mm |
最大荷重 (サイド当たり) | 1000 kg |
3Dクランピングプレート付きコンパクトなローテーションチェンジャー(長角) | |
最大作業エリア (⌀) | 3000 mm |
最大作業エリア (高さ) | 1250 mm |
最大荷重 (サイド当たり) | 600 kg |
最大 負荷慣性モーメント | 600 kg*m2 |
ローテーションチェンジャー回転領域 | ± 180 ° |
ローテーションチェンジャー回転領域(180°用) | 3.7 s |
挿入高さ | 830 mm |
垂直回転軸付きコンパクトローテーションチェンジャー | |
最大作業エリア (⌀) | 3000 mm |
最大作業エリア (高さ) | 1250 mm |
最大荷重 (サイド当たり) | 600 kg |
リング割出テーブルの最大負荷慣性 | 600 kg*m2 |
ローテーションチェンジャー回転領域 | ± 180 ° |
ローテーションチェンジャー回転領域(180°用) | 3.7 s |
垂直回転軸の回転領域軸 | ± 190 ° |
垂直回転軸の回転時間(180°用) | 2.5 s |
垂直回転軸の最大負荷慣性 | 359 kg*m2 |
挿入高さ | 885 mm |
寸法、重量 | |
可能なキャビンの寸法 |
4800 mm x 3650 mm x 3215 mm
4800 mm x 4800 mm x 3215 mm 4800 mm x 5950 mm x 3215 mm 5950 mm x 4800 mm x 3215 mm 5950 mm x 5950 mm x 3215 mm 7100 mm x 4800 mm x 3215 mm 7100 mm x 5950 mm x 3215 mm 8250 mm x 4800 mm x 3215 mm 8250 mm x 5950 mm x 3215 mm 9400 mm x 4800 mm x 3215 mm 9400 mm x 5950 mm x 3215 mm |
ダウンロード形式で用意された全製品バリエーションの技術データ。
回転/傾きポジショナーは、ロボット制御装置に統合されたNC円形軸により、アクセスが困難な部品も一回のクランピングだけで溶接できるようにします。
回転テーブルを使用することで、溶接プロセス中にセル外でセットアップできるため、設備の効率が向上します。
コンパクトで生産性と費用対効果が高い自動回転式溶接テーブルでは、処理量が倍増するので、内側のテーブル上で溶接すると同時に、外側のテーブルでは新しい部品をセットアップすることができます。
コンパクト、フレキシブルで経済的:垂直の回転軸の効果で柔軟性が高まり、部品に手が届きやすくなりました。
高速、フレキシブルで頑丈:高い耐荷重、大きな幅、高速の回転時間というメリットがあります。これは、大量の製品ならびに大型部品をスムーズに「24時間加工」する場合に最適です。
TruLaser Weld 5000のロボットはリニア軸に沿って移動することで、広大な作業エリアをカバーします。この装置にはそれに合わせて、長さ4メートルの方向転換ポジショナーが備わっています。
保護ガスノズルは無段階で光学ユニットの周囲を回転します。ロボットを再設定する必要性は大幅に少なくなります。これにより、クランプ方法とプログラミング作業が軽減される上、部品へのアクセスも改善され、はるかに素早く溶接することができるようになります。
センサーシステムTeachLineにより、時間のかかる再指定なしで部品を溶接することができます。センサーは、継ぎ目の実際の位置が設定値と少し異なる場合でも継ぎ目を検出します。
FusionLineにより、レーザ溶接向けに部品ポートフォリオを最適化することなく、最大1 mm幅のギャップを接合し、経済的にレーザ溶接をすることができます。
ビームオシレーションを利用したこの新しい溶接プロセスでは、プログラミング可能な2枚のミラーでレーザ光を動かします。最大2000Hzの周波数では、非常に堅牢で柔軟な溶接プロセスが可能です。レーザ溶接に新たな可能性を持たせてみませんか。
BrightLine Weldを装備すると、レーザ光の出力がデュアルコア光ファイバーのファイバーリングとファイバーコアに分配されます。これは、スパッターの低減と全体的なプロセス安定性の向上につながります。
多くのTRUMPFマシンでは、独自のソフトウェアラインナップへの完全な統合が問題なく簡単に実現します。Oseonへの統合やモニタリング・分析ツールとのリンクなど、どの組み合わせにも適切なソリューションが用意されています。OPC UA規格に基づいている当社のインターフェースで、サードパーティのソフトウェアシステムとのリンクも可能です。
TruTops Weld
オフラインプログラミングシステムTruTops Weldを使えば、迅速かつ簡単に溶接プログラムをコンピュータで作成することができるため、TruLaser Weld 5000の運転休止時間が短縮されます。
ソフトウェア
顧客の問い合わせから製造された部品の納品に至るまで、TRUMPFのソフトウェアポートフォリオは製造プロセス全体を最適化します。TRUMPFは、ソフトウェアとマシン、サービスを賢く組み合わせ、お客様のスマートファクトリーのためにインダストリー4.0ソリューションをカスタマイズします。
国によっては、この製品ラインナップと製品情報が異なる場合があります。技術、装備、価格及び提供アクセサリーは変更されることがあります。 現地担当者に問い合わせて、国内で製品を入手できるかどうかを確認してください。