TruMark Station 3000は、様々なマーキングタスクや材料を対象とした新しいソリューションで、TRUMPFマーキングワークステーションのポートフォリオを補完するものです。新しいワークステーションは、小~中規模のロット数を取り扱うお客様で、マーキングのプロセスステップを生産ラインに組み込みたいと考えており、簡単で安全、同時に産業向けの頑丈なワークステーションをお探しの方に理想的です。
コンパクトかつ多様
TruMark Station 3000は、中規模のロット数向けのマーキングシステムで、シンプルさと快適な操作を兼ね備えています。オプションの回転軸は、様々な部品をマーキングする際にフレキシビリティを発揮します。外形寸法わずか600ミリメートルのTruMark Station 3000はコンパクトなキューブ形で、これにワンボックスレーザTruMark 1110、TruMark 5010またはTruMark 6030を組み合わせることにより、本格的なデスクトップソリューションが成立します。
このコンパクトなマーキングステーションは快適かつ直観的に操作可能で、小~中規模のロット数に理想的です。
TruMark Station 3000は、TruMark 1000、3000、5000、6000シリーズの全てのマーキングレーザーと組み合わせることができます
レーザ保護ドアは安全監視されているため、従業員の安全が保証されます。
快適で直感的な操作性は、人間工学と同様に重要な要素です。
アニーリング
局所的に加熱を行うことで加工品の表面が変色します。材質及び入熱に応じて、アニーリング色が変化します。表面は滑らかなままであるため、汚れが付着することはありません。
エングレービング
エングレービングでは、レーザ光線が基質の一部を除去することにより、くぼみが形成されます。これは急勾配なエッジに沿って、あるいは斜面に沿って施すことができます。
変色
材料とレーザ波長が最適に調整されていれば、材料内の色素分子を意図的に変色または退色させることができます。表面は滑らかなままです。
構造化された表面
レーザを使って表面に機能的な構造を持たせることができます。表面に非常に小さな溶融突起の構造が施されていると、材料特性を維持したまま高い付着性を得ることができます。連動し合う部品に微細な凹形状のくぼみをつけた後それを構造化することにより、動作パフォーマンスが同量の潤滑剤で大幅に向上します。
アブレーション
アブレーションでは、基質に塗布された色合いが強く異なる多層プラスチックの薄膜層が部分的に除去されます。このプロセスにより、特に自動車産業で使用されている「デイ&ナイトデザイン」が可能になります。
TruMark Station 3000
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ワークの仕様 | |
最大加工品寸法(幅 x 高 x 奥) | 440 mm x 200 mm x 350 mm |
最大加工品重量 | 12 kg |
使用可能なモータ軸 | |
Z方向移動距離 | 200 mm |
移動速度 Z | 2.4 m/min |
電源および消費電力 | |
電源(電圧) | 100 V - 230 V |
電源(周波数) | 50 Hz - 60 Hz |
ワークステーションの寸法および重量 | |
ワークステーションの寸法 (幅 x 高 x 奥) | 625 mm x 680 mm x 670 mm (供給装置なし、加工ユニットなし、吸引ホースなし) |
レーザクラス | |
レーザクラス | 1 |
ダウンロード形式で用意された全製品バリエーションの技術データ。
TruTops Mark 3D
当社のマーキングソフトウェアTruTops Mark 3Dは、使いやすい操作とプロセス時間の大幅な短縮が魅力です。これからはアプリケーションに応じて、複数のマーキング対象物を単一のレーザー装置で大量に処理できるようになります。それには特に、これまでは複数のレーザーが必要であったケースが当てはまります。その結果、斜面や曲面などの三次元表面のマーキングが極めて簡単かつ効率的になります。パッケージにはマーキングソフトウェアに加えて、独自に加工品を作成して3Dマーキング用の図面を導き出すことができる極めて充実した3D-CADエディタが含まれています。
TruMark Station 3000はTruMarkシリーズのマーキングレーザに合わせて最適に調整されており、あらゆるアプリケーションに相応しいソリューションを提供します。
TruMark Station 3000向けに用意されているその他のオプションにより、生産プロセスの最適化が実現し、使いやすさが向上します。
ステッピングモータを搭載した回転軸により、最大重量2.5 kgでマニュアルチャックを含む直径65 mmの回転対称部品のレーザマーキングが可能になります。このオプションが追加されたTruMark Station 3000では、高品質の円周マーキングが可能です。
パイロットレーザでは、マーク内容をレーザダイオードを介して赤色可視光でシミュレートすることができます。これによりマーキングの完成像を見て、より簡単に部品をマーキングフィールドに配置することができるようになります。
統合されたバキュームシステムは、レーザー材料の処理中にわずかに排出される粒子や煙の吸引を可能にします。このシステムではリモートでの電源投入を利用することも可能です。
異常時にはTRUMPFのサービスエキスパートが、確実なリモート接続を介してレーザ装置に主体的に手を加えます。多くの場合、こうして異常を直接解決するか、スペアパーツが届くまで生産を継続できるようにレーザ装置の構成を変更します。
外部バキュームシステムはレーザー材料の処理中にわずかに排出される粒子や煙の吸引を可能にします。オプションで延長ホース (+ 3 m => 全長最大5 m) を提供しています。さらにこのシステムではリモートでの電源投入を利用することも可能です。アプリケーションに応じて、複数のモデルから選択可能です。
TruMarkシリーズの全波長には、異なる焦点距離を持つ多数の結像光学系が提供されています。各アプリケーションに応じて、波長と焦点サイズの最適な組み合わせを選択することができます。
国によっては、この製品ラインナップと製品情報が異なる場合があります。技術、装備、価格及び提供アクセサリーは変更されることがあります。 現地担当者に問い合わせて、国内で製品を入手できるかどうかを確認してください。