学術研究向けのレーザ装置

TRUMPF Scientific Lasersは、世界最高の出力を誇るDiraシリーズの再生増幅器を学術研究用に提供しています。製品ポートフォリオに含まれるカスタマイズ型ピコ秒/フェムト秒レーザは、確かなTRUMPFディスクレーザテクノロジーに基づいており、繰り返し周波数kHzで最大1 Jのパルスエネルギーを誇ります。

AMPHOSは、高出力の超短パルスレーザを開発・製造しています。InnoSlab増幅技術に基づくレーザ装置は最大1000 Wの出力を誇り、20 mJのパルスエネルギーが得られ、パルス幅は1 ps未満となっています。波長はUVからIRまで用意されており、 基礎研究分野ならびに材料加工分野で使用されています。増幅器からシステム技術に至るまで、シードレーザーを一貫生産しているため、お客様固有のソリューションが実現可能になっています。

Access Laserは、研究者とOEM向けに高出力の赤外光源を提供しています。このレーザは、バイオ医療診断やLiDARの化学的識別などの分野におけるソリューションを可能にしています。このテクノロジーを通して、GaN半導体向けメタマテリアルであるグラフェンの製造や、次世代娯楽家電などでのブレイクスルーの実現に貢献しています。

AFSは、カスタマイズ型超短パルスレーザ装置を世界中の科学者向けに開発・製造しています。なお、自社製造の二次レーザ装置は、10nm（XUV）から18µm（MIR）に至るまで、スペクトル全体をカバーしています。また、AFSはツリウムベースで中央波長2µmの特殊な産業用レーザも提供しており、これは現在主に半導体業界で使用されています。

科学者と研究者にとって、TRUMPFの短パルスレーザと超短パルスレーザは、安定性が極めて高い高性能ツールとして、基礎研究用途で役立っています。TruMicroシリーズでは、パルス幅がナノ秒（ns）、ピコ秒（ps）とフェムト秒（fs）から選択可能なレーザが幅広く提供されています。このレーザを使用すれば、切断、穴あけ、剥離やストラクチャリングなどの用途を問わず、多種多様な材料で高精度の加工が可能になります。