冶具デザイン(レーザ溶接)
レーザ溶接時に高品質を保証し、安全な加工に必要となるのが冶具です。ベテランの実務経験者の間でも、一枚の材料から 製作した冶具の方がフレキシブルで低価格であることは、あまり知られていません。さらに溶接時の製造公差も削減できます。作業を簡略化するには?
例: シートを利用したレーザー溶接用治具の最適化
レーザー溶接用の従来の冶具は、多くの場合塊状の切削材料から生み出されます。シートを利用したクランプ冶具は、経済性の面で切削冶具に勝っていますが、その理由は、生産費用だけでなく重量も低下するためです。しかも追加機能の統合や熱放散の向上も可能です。
1. 鋸切断
… 棒から原材料を寸法通りに切断。
2. 切削
… すべての基準面と位置決め部並びにすべての貫通穴とネジ。
3. 品質向上
… バリ取りとアルマイト処理で実施。
4. レーザカッティング
… 任意の形状と穴開けが実現。
5. 差し込み
… と溶接で単部品を接合。
6. 生産費用17 %減
… シートを利用した設計の効果。