TRUMPFがレーザの世界を征服
1985
1985年企業はロゴを新しくする。ロゴは客観的かつシンプルなもので、確固たる基盤と永遠性のシグナルを象徴する。従業員数1,500名、3億ドイツマルク弱の売上高を達成。
1985
CO2レーザTRUMPF LASER TLF 1000を初めて自社で開発生産したTRUMPFは、レーザメーカーとして対外的な地位を確立する。高周波励起を行う初の小型レーザ共振器は1 kWのビーム出力を提供。
HAAS Strahltechnikが産業用途向けに初の光ファイバーを開発・発表する。その黄色い色は、今日まで規格として採用されている。
1986
HAAS Strahltechnikの事業分野が、HAAS-LASER GmbH + Co. KGとして独立。
1987
TRUMPFはこの分野でさらなる革新を発表。空中移動式光学ユニットを備えたフラットベッド型レーザ切断機TRUMATIC L 3000では、製品が動くのではなく加工ヘッドがシート上を移動する。
1989
ハノーファーにおけるヨーロッパ工作機械展において、TRUMATIC 240 LASERPRESSに最初に「折り込まれた」レーザが紹介される。このマルチキロワットレーザは今日までベストセラーとなっている。従業員数2,400名、売上高5億2,500万ドイツマルクを達成。
1990
HÜTTINGERとTRUMPFの提携は既に1986年に始まっており、年月の経過と共にさらに発展し、TRUMPFが1990年にHÜTTINGERの株式の過半数を獲得するに至る。それ以降、レーザ発生器の開発を行うHÜTTINGERは、TRUMPFグループの一員となる。
2Dブランクから完成した3D製品までのTRUMPFのプロセスチェーンを終了するために、TRUMPFはエッジ技術への参入を決定。1991年リンツに新工場を開設する。V50は最初に成功を収めたTrumaBend Vシリーズの機械として製造され、ハノーファーのEMO見本市において1993年に初めて世界に披露される。
1991
TRUMPF Singapurは1991年に設立され、それ以降アジア/太平洋地域の中心として発展する。国際ビジネスパークジュロンイーストのジャーマンセンター内に事務所を構える。
シュランベルクのHAAS LASER GmbHへの出資により、TRUMPFは固体レーザの分野での事業を開始。ハノーファーのEuroBLECHでは、HAAS LASERがTRUMPFのブースに初めて出展し、CWレーザLay 506 Dを紹介する。その後同社はTRUMPFグループの100 %グループ会社となる。
HAAS-LASERがLASER専門見本市にて産業用に適した最初のマルチキロワットCW固体レーザの研究を紹介する。
1992
「Sächsische Werkzeug- und Sondermaschinen GmbH」は、Treuhandanstalt Berlin (トロイハントアンシュタルト・ベルリン) の管理下のもと、1991年にTRUMPF用の積載装置の製造を開始。1992年、同社はTRUMPFグループの子会社として民営化され、ウォータージェット切断機開発の委託を受け、EuroBLECH 1992で紹介される。
ベルトルト・ライビンガー財団が設立される。