カメラヘッドユニットブラケット(CHU)
航空・宇宙分野
TruPrint
アルミニウム
積層造形
人工衛星のスタートラッカーは、2つの光学カメラの組み合わせから構成されています。このカメラユニットを保護するCHUブラケットは、通常はアルミニウムの塊を切削加工して製造されます。積層造形を活用することで、部品の設計自由度が高まり、特性が向上しています。そして、通常の製法と比較して、軽量化、小型化とコスト削減が実現しています。また、積層造形部品は剛性に関しても通常の部品を上回っています。材料の変更により、製造時の材料の機械的性質が改善されたことで、電気化学研磨と熱処理が不要になっています。このCHUは、シュトゥットガルト大学航空宇宙システム研究所が、2014年に開発して打ち上げた人工衛星「Flying Laptop」の一部として生み出したものです。これを使用して、宇宙での人工衛星の位置と向きが確実に計算されています。
剛性の向上
軽量化
圧力低下
効率
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サンプル部品の仕様情報
材料:AlSi10Mg(従来はAl 7075)
重量:150 g(従来は216 g)
寸法:112 mm x 160 mm x 128 mm(積層造形設計)
体積:57 cm³(従来は77 cm³)
製造時間:3部品 / 基板プレート:18時間(TruPrint 3000)、7.6時間(TruPrint 5000)
圧力:125 MPa(従来は241 MPa)
層数:2,155層、各60 μm(積層造形設計)
造形速度:9,626 cm³/h
製造者:German Aerospace Center(DLR)とTRUMPF
製品に関する詳細情報
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