家族経営企業として、私たちは長期的な視野で物事を考え、行動しています。 TRUMPFが掲げる気候戦略は、グループ全体の事業活動による排出量の削減を目標にしています。そのために、私たちはお客様のために、より高効率の製品を開発しています。当社の気候戦略はその全体でパリ協定の1.5度削減目標を支持すると共に、SBTiイニシアチブによる認証を受けています。
環境と気候を守るために、私たちがしていること
当社の気候戦略は、拠点、製品、サプライチェーンの三つを柱とする活動分野で構成されており、つまりバリューチェーン全体を対象としています。
これを可能にするのが、省エネルギー、自家発電、そして認証を受けた国際プロジェクトによる補償です。実質的な排出量をさらに削減すること、それが私たちの目標です。
私たちは、当社製品の高効率化のために全力で取り組んでいます。使用中のTRUMPF製品から発生する排出量を2030年までに14 %削減します。
すべての拠点で、TRUMPFは自社調達または購入したグリーン電力を使用しています。2027年までには、所要電力の10 %を自家発電による再生可能エネルギーでまかないたいというのが当社の計画です。
当社のカーボンニュートラル - 現在と未来
弊社の目標
私たちは、2018/2019年を比較基準年として、2030年までに拠点や社用車からの直接排出量(スコープ1)と、エネルギー調達による間接排出量(スコープ2)の55 %削減を目標に掲げています。加えて、この同期間で、上流および下流のバリューチェーンによる間接排出量(スコープ3)を14 %削減します。
現在の状況
TRUMPFの2022年のCO2排出量は、全拠点の総計で年間約25,000トンに抑えられました。 2018/2019年と比較してCO2排出量を半分に抑えつつも、そのような中で会社も大きく成長させることができました。スコープ1とスコープ2の排出量を55 %削減するという目標は達成間近です。そしてすでに、私たちはスコープ3も視野に、エネルギーと材料の節約を可能にする製品やソリューションをお客様にご提供しています。 現在は、この製品・ソリューションのポートフォリオをさらに拡大するべく、全力で取り組んでいます。開発プロジェクトは往々にしてリードタイムが長いことから、スコープ3による排出量の削減効果は、今後数年というスパンではじめて目に見える形で表れるかと思われます。